こんな悩みを解決できる記事になっています!
これからご紹介する『教員の転職にIT業界がおすすめな理由』を読めば、IT業界で活躍するイメージをもつことができます!
教員からの転職を考えているけどIT業界でやっていけるか悩んでいるあなたの不安を解消することができますよ。
記事前半では「IT業界への転職がおすすめな理由」を、後半では「教員からIT業界に転職する注意点」をかなり具体的に解説します。
勤続10年の元小学校教師の私が実際にIT企業に転職した体験談も赤裸々に語りますので、じっくり読み込んでくださいね!
この記事の信頼性
私自身、転職活動でIT企業からの内定を4つ獲得しています!
さらに、現在はIT企業の人事部で採用担当をしていますので、IT企業への転職の現状なども「中の人」の立場からお話しできます。
実際に現役SEの社員に聞いた内容なので、現場の生の声をお届けできます!
教員からIT業界へ転職できるのか
教員からIT企業に転職できるの?
はい、余裕でできます。
実は、教員とIT業界の相性はいいのです。
そう言い切る理由と教員からIT業界へ転職する具体的な方法、注意点を解説します。
今回お話しするIT業界・業種
広くIT業界といっても分かりにくいと思うので、今回話題にするIT業界・業種と仕事内容を表にまとめました。
業界 | 仕事内容 | 主な職種 |
---|---|---|
ソフトウェア | システム開発 プログラム開発 | システムエンジニア プログラマー |
ハードウェア | PCやスマホなどの製造 | ハードウェアエンジニア |
情報処理サービス | 法人へのシステム運用支援 | ITコンサルタント |
インターネット・Web | Webサイトの作成 Webサイトの内容(記事)作成 ECサイトの作成 YouTubeなどの動画作成 | Webディレクター Webライター Webデザイナー 動画クリエイター |
通信インフラ | 通信回線(Wi-Fi)整備 | ネットワークエンジニア |
実際にはもっと細かく分かれます。
あなたはどの業界なら挑戦できそうですか?
だいたいのイメージをもって、この先の記事をお読みください。
IT業界への転職がおすすめな理由
未経験からでも応募できる求人が豊富
IT業界は未経験からでも応募できる求人が本当にたくさんあります!
IT業界は今かなりの人手不足で猫の手も借りたい状態。
経験のあるSE(システムエンジニア)は転職市場でひっぱりだこ!
経済産業省「IT人材の最新動向と将来推計の関する調査報告」を見てみましょう。
経済産業省HPより引用
ITニーズの拡大によりIT人材の需要が高まるのに対し、人材供給は減少、2024年で401,843人の人材不足が確認されています。
さらに2030年には586,598人の人材不足が起こると予測されています。
パーソルキャリアdoda『転職求人倍率レポート』(2024年1月)によると2024年度のエンジニア求人倍率は12倍を超えています。
この倍率は2014年は約6倍という数値でした。
たった5年で6倍から12倍に変化しています。今後さらに高倍率になることが予想されます。
SEを獲得できない会社は人手が足りません。
ではどうするか。
未経験者を一人前のSEに育てるしかないわけです。
dodaで「IT 未経験」で求人検索してみると、3081件ものIT企業がヒットします。
このように、IT業界は未経験でも応募できる求人が豊富です。
教員からの転職を考えている人は、「未経験でも入れるIT企業」をねらうと転職成功確率が上がります!
\ 未経験からのエンジニア転職なら /
年収が高く安定している
IT業界は他業界と比べて年収が高い傾向があります。
スキルが必要な難しい職種だからです。
高い給料払ってでもウチに来て欲しい!という会社が多いのも理由です。
経済産業省が発表した「IT関連産業の給与等に関する実態調査結果」によると、IT業界の平均年収は
- 新人 :437.8万円
- 中堅 :576万円
- リーダー:726万円
日本全体の平均年収が408万円ということを考えると、かなり高水準だと分かります。
また、教員と同じく「手に職」系なので、食いっぱぐれがありません。
スキルを使って独立・起業すれば、さらに高収入を狙えます。
IT業界の平均年収は高く、教員からの転職におすすめな業種と言えるでしょう。
考えてみると教員も給料は高いですよね。難しいスキルこそ、お金に変えやすい!
転職を考えているけど、教員の給料は安定しているし…
と悩んでいた人は、給料の高いIT業界への転職を考えてみてください!
今後必要とされるスキルを身につけられる
IT業界は人手不足という話をしました。
人手不足でどの会社もスキルがある人材を欲しがるからです。
私が働いているIT企業でも中途採用を行っていますが、会社が求めるスキルを持つ人材を探すのは本当に大変です。
逆に言えば、スキルを持っていればどの企業からも求められる人材になれるということです。
一度勉強してスキルを身につければ今後かなり有利になりますので、ここで勉強しておくのはかなりおすすめです!
スキルを使って独立すればさらに高い年収も狙えますよ!
在宅勤務をしやすい
在宅勤務をしやすいのも魅力です。
IT業界は基本的にPC1台でできるため、場所を選ばず仕事ができます。
将来的には子育てをしながらでも働けるし、パートナーの転勤があったとしても仕事を続けられます。
私の職場にもたくさんのSEが在籍していますが、ほとんど在宅で働いています。
在宅勤務がしやすいのも、IT業界をおすすめする大きな理由です!
ノルマがない
IT企業には基本的にはノルマがありません。
営業部隊が取ってきた仕事をチームでこなすことが一般的な働き方です。
そのため黙々と作業している社員がほとんどですし、自分の仕事に集中できる環境で働くことができます。
教員の転職にIT業界がおすすめな理由
教員の気質に合っている
教員の、勉強を欠かさずこつこつ努力をする気質と、IT業界の働き方は相性がいいです。
業界は違うけど求められる気質が似ているからです。
SEは真面目です。
教員も、基本的には真面目ですよね。
求められる気質が似ていることから、教員はIT業界に転職しても違和感を感じることなく仕事ができるのです。
学び続けられる
新しい知識を得るために学び続けられる。これも魅力です。
教員は勉強することに慣れているからです。
IT業界は変化が早く、1度得た知識でもアップデートしていかなければ仕事ができません。
SEは常に勉強して知識をアップデートしています。
教員も、こつこつ努力して採用試験に合格しますよね。授業の仕方や学級経営も、勉強し続けますよね。
学び続けられるのは才能です。
IT業界に転職しても、この才能を発揮できるはずです!
次回転職する際に自分の市場価値を上げられる
IT業界に転職することで、次回転職する時の市場価値を上げることができます。
その頃には、相応のスキルが身についているからです。
また転職するの!?
と思ったあなたもちょっと聞いてください。
IT企業が欲しがるのはどの人材でしょうか。
- 未経験のIT業界希望者
- プログラミングの基礎がある経験者
- ソフトウェア開発歴5年の経験者
もちろん、企業は③の人材を求めます。
現段階では、あなたは①です。
しかしIT企業に転職して数年経験を積むと、②や③になれます。
当然③が1番年収も高いです。
教員からIT企業に転職して
同じ会社でずっと働くもよし、
さらなる高収入を目指して転職するもよし。
その頃にはあなたの市場価値は上がり、もっと高収入の仕事ができることでしょう。
IT企業に転職して経験を積むことで、あなたの市場価値はどんどん上がっていくのです。
教員時代のコミュニケーション能力が活かせる
教員のコミュニケーション能力は、IT企業に転職しても絶対活かせます!
IT業界の人は1人で黙々と作業するイメージがありますが、実際はコミュニケーション能力が欠かせない仕事だからです。
- チームで仕事をすることが多い
- それぞれが在宅で働く
- 連絡や調整は欠かせない
- 最初は分からないことが多く教えてもらう
このような働き方のため、適切にコミュニケーションをとっていかないとチームとして仕事ができないのです。
IT企業の採用面接でも、コミュニケーション能力があるかはチェックします。
教員時代に培ったコミュニケーション能力は決して無駄になりません。
IT企業への転職でも有利なアピールポイントになります!
教員からの転職でおすすめなIT業界・業種
記事の最初に、IT業界と業種について表でまとめましたが、その中から教員からの転職におすすめな業界・業種を紹介します。
今から紹介する業界・業種なら未経験からでも挑戦でき、努力次第で収入も上げやすいですよ!
また、それぞれの業種で活かせるスキルや資格も解説しています。勉強するときの参考にしてください。
ソフトウェア業界
システムエンジニア(SE)
- PCやスマホ向けアプリの開発
- システムの設計
システムの設計書を作る仕事です。
プログラマー(PG)
- システムが作動するようプログラムする
SEが作った設計書通りにシステムが作動するよう、PCに命令を出す仕事です。
ここで使われるのがプログラミング言語です。プログラミング言語とは、PCに命令を出すときに使われる言葉のこと。
プログラマーは人間の言葉をPCの言葉に置き換えて命令を出しているのです。
SE、PGどちらの技術ももっている人材はさらに重宝されます!
ソフトウェア業界で活かせるスキル・資格
- 基本情報技術者
- ITパスポート
ITの基礎知識や、SE・PGの基礎スキルがあることを証明できる国家資格です。
勉強内容が業務にすぐに役立つ資格なので、勉強と業務スキルを上げる目的を一気に達成できるのでおすすめです!
インターネット・Web業界
Webデザイナー
- Webサイトのデザイン
企業や個人から依頼を受け、Webサイトのサイトデザインを考え、制作する仕事です。
Webデザイナーで活かせるスキル・資格
- HTMLとCSSに関する基礎的な知識
- ブログの運営経験
HTMLとCSSは、Webサイトの構築やデザインで使われる言語です。PCに命令を出して、Webサイトに反映させるために使われます。
例えば、文字の色や大きさ、画像の配置の変更などPCに命令を出すときなど。
HTML、CSSは比較的簡単なコードなので、独学でも十分身につけられますよ!
ブログの運営経験もWebデザイナーにはおすすめな経験です。
ブログを運営することによって、ページのデザインの変え方を実際に自分で試すことができるからです。
また、ブログの仕様によってはHTML・CSSなどの言語を調べながら入力することもあるため、プログラミング言語に触れる経験ができるからです。
ブログのサイトデザインはは感覚でポチポチ作業ができるため、普段はコードを入力する必要ないですが、細かい設定を行うときにはコードに触れることもあります。
Webライター
- Webサイトに載せる記事の執筆
あなたがGoogleで調べものをするとき、検索エンジンに調べたいキーワードを入れて検索するとたくさんの記事が出てきますよね。
その記事を書いているのがWebライターです。
Webライターで活かせるスキル・資格
- ブログの運営経験
- その分野での基礎知識
- SEOの基礎知識
私はブログを運営しながらWebライターの仕事もしています。
記事を書くという点では同じことをしているので、ブログ運営の経験も役立ちます。
また、Webライターをするなら、その分野については誰よりも詳しくなる必要があります。もちろん調べてもいいですが丸パクリは絶対ダメ!
教員がWebライターを始めるなら、まずは教育の分野の記事を書くのが始めやすいでしょう。
SEOとは、Googleで検索したときに、あなたのサイトを上位表示させるための対策のことです。
あなたも何か調べものをするときに、検索エンジンにキーワードを入れて検索したら、上位5位以内の記事を読むのではないでしょうか。
50位や100位の記事なんて読まないですよね。
多くの記事がある中で、あなたが書いた記事が上位に表示されないと誰にも読んでもらえません。
Webライターとして仕事をするなら、SEOの基礎知識があった方が仕事を任されやすいですし、高単価の仕事を取りやすいです!
SEO対策を考えながら記事を書くためにも、ブログ経験あった方がいいです。
ブログとWebライターはセットで経験しておくとよいでしょう!
ブログやWebライターは、教員の副業としてもかなりおすすめです!
動画クリエイター
- YouTubeなどの動画作成
YouTubeやTikTokなどの動画を編集する仕事です。
クライアントから素材提供がある場合もありますし、撮影からすべて任される場合もあります。
動画クリエイターで活かせるスキル・資格
- iMovieなど動画編集アプリの基本的な操作
結婚式や誕生日で動画を作るのが一般的になった今、動画編集アプリをさわったことがあれば動画クリアエイターは比較的始めやすいIT業種です。
私は教員時代、5年生を担任したときに図工「形が動く、絵が動く」という題材でiMovieを使って授業をした経験があります。
教員からIT業界に転職するのに必要なスキル
このスキルがないとIT業界転職は難しいというものを紹介します。
高度なプログラミングスキルなどは必要ありませんので安心してください。
PCに関する基礎知識
PCを全くさわれないとちょっと厳しいです。
未経験からだと教えてもらうことが多くなりますが、さすがにPCの基本的な操作まで教えてもらえるかは微妙だからです。
基本的な操作、word、excel、pptあたりは一通りこなせると安心です。
教員は業務でPCを使いますので、基本的な使い方は大丈夫だと思います!
コミュニケーションスキル
コミュニケーションスキルは絶対に必要です。
人に助けを求める仕事だからです。
未経験からの転職なので、分からないことが絶対に出てきます。
分からないことを解決したり、進捗を確認したりするために周りの人たちと適切にコミュニケーションをとることが必須になります。
我が社の新人SEから聞いた話なので間違いありません。
教員のコミュニケーションスキルはピカイチなので安心です!
教員からIT業界への転職におすすめな転職エージェント
私が転職するとき主に使っていた転職エージェントをご紹介します!
doda
中途採用のための求人情報サービスです。
会員登録者数は798万人(2023年6月末)で、日本最大級のプラットフォームといわれています。
20代〜30代半ばの若手・中堅が主に利用しています。
登録して希望の条件を入力すると企業からのスカウトが次々に届くため、自分で求人を探す手間もはぶけて、忙しい教員にもピッタリ!
無料の合格診断やキャリアカウンセリングで転職のプロに話を聞ける機会もあります!
未経験からのIT求人が多いのも特徴。
私はdodaを使ってIT企業から内定4つ獲得しました!
ミドルの転職
ミドルの転職を使う1番のメリットは「年収が高い求人が多い」という点です。
「ミドル」というくらいですから、利用者は30代~40代前半が多く、ミドル世代が転職に求めるのは、より条件がいい求人なのです。
IT経験者じゃないと採用されないんじゃないの?
好条件の未経験IT求人も多くあります!
さらに、未経験の人も安心。
IT業界に特化したエージェントがあなたの転職をサポートしてくれます!
dodaと同じく、ミドルの転職にもスカウトサービスがあります。
忙しい教員でも、帰りの電車の中で、自分にスカウトを送ってきた企業の情報をチェックするだけでいいんです。
教員からIT業界に転職する注意点
目的を見失わないようにする
業界に関わらず、途中で目的を見失わないようにしましょう。
あなたがIT業界に転職する目的は何ですか?
- ITに関するスキルを身につけたい
- 年収を上げたい
- 在宅で働きたい
- 教員の激務から解放されたい
- 教員を辞められれば何でもいい
目的によってとるべき行動は変わってきます。
ITに関するスキルを身につけたい人や年収を上げたい人であれば勉強は欠かせないですし
在宅で働きたい人はフルリモートの仕事を探すべきです。
激務から解放されたいと思ってIT企業に転職したのにまた激務だったら最悪ですよね。
仕事内容や社員の働き方を、会社説明会や面接の際に確認しておくべきです。
目的と行動を一致させましょう。
働きながらスキルを学び続ける覚悟が必要
新たなスキルを学び続ける必要があります。
未経験からのスタートなので勉強が欠かせないからです。
新卒の社員であればまとまった研修の機会が与えられますが、中途採用は仕事をしながらスキルを身につけていく働き方になります。
場合によっては勤務時間以外にも勉強しないと業務が回らないこともあり得ます。
学び続ける姿勢を忘れないようにしましょう。
勉強をしたくない人にはIT業界はおすすめできません。
転職前からスキルアップの勉強をしておく
転職する前から、IT関連の勉強をしておきましょう。
IT業界へ転職した後楽になりますし、転職で有利になるからです。
- 基本情報技術者
- ITパスポート
などの資格の勉強をしてもよいですし、プログラミングスクールに通ってもいいと思います。
現在無料のプログラムスクールもあるので、お金をかけずスキルを手に入れたい人は検討してみてください。
学校の情報担当でもプロの前には無力
学校で情報担当をしていたからといって、IT業界に転職した後すぐに大活躍できるわけではありません。
上には上がいます。周りは全員プロです。
実は私も教員時代、情報担当をやっていました。
IT企業に転職してSEと話したり、SEの勉強会に参加したりしましたが、何言ってるのか全く理解できなかったです!
情報担当でもプロの前には無力です。勉強しないと会話すら難しいでしょう。
必ずしも在宅勤務できるとは限らない
IT業界は在宅勤務のイメージが強いですが、必ずしも在宅勤務できるとは限りません。
クライアントの都合やシステムの入れ替えなど、どうしても出社しなければならない業務もあるからです。
会社説明会や面接の際に、在宅勤務できるのか、何日出社で何日在宅なのか、よく確認しておくことが大切です。
給料は一時的に下がることを覚悟する
IT業界に転職すると、一時的ですが給料は下がります。
未経験からの再スタートなので、新卒の給料と変わらない金額になってしまうからです。
教育のプロとして働いていた頃よりは給料が下がってしまうのは当然ですね。
自分と家族が半年生きていける貯金を作ってからIT業界に転職しましょう。
必要なスキルを身につけられるか面接で見極める
面接はただ質問に答えるだけでなく、働き方についてこちらから質問する場にしてください。
自分の要望に合った企業に転職するべきだからです。
勤務時間内はコールセンター、勤務時間外でセミナーや勉強会で勉強してください!
という会社も…
面接で質問しておけば「こんなはずじゃなかった!」というトラブルを防げます。
まとめ
教員からの転職にIT業界がおすすめの理由、わかっていただけたでしょうか。
新たなスキルを身につけて、ぜひIT業界で活躍してくださいね!
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