【教師は楽すぎる?】教師のメリットと楽に働く方法を勤続10年元小学校教員が解説

あや

こんな悩みを解決できる記事になっています!

勤続10年の元小学校教師の私が実際に転職して感じた「教師の楽すぎたポイント」も赤裸々に語りますので、じっくり読み込んでくださいね!

教員の転職・副業応援団
目次

教師の仕事は楽なのか

さっそく結論ですが、

教師の仕事は楽ではありません。

楽なわけないじゃないですか!!!

あや

誰ですか?
「教師は楽」などと言ったのは…!

教師の仕事はめちゃくちゃ大変。働き方もおかしい。

では、なぜ「教師は楽」と思われているのでしょうか。

あや

公立小学校で10年働いたのち、民間企業に転職した私が解説します!

教師は楽すぎる!?辞めてわかったメリット7選

基本的にやることは同じ

教師の仕事は、ルーティンワークです。

  • 1日の流れ
  • 1週間の流れ
  • 1年の流れ
  • 授業内容

基本的にやることは変わりません。

そのため、1度要領をつかんでしまえば意外と楽な仕事なんです。

教材も、ある程度使い回しできます。

あや

ルーティンワークと感じられないくらい、毎日いろんなことが起こるのですが…

必要以上にがんばらないことも重要です。子どものためにがんばると苦しくなります。

毎日の授業をこなすだけで十分ですよ!

好きを仕事にできる

好きなことを仕事にできます。

  • 子どもが好き
  • 教えることが好き

このように考えている人にとっては本当に楽しい仕事だと思います!

  • 1日中事務作業をする
  • 子どもと楽しく勉強したり遊んだりする

あなたはどちらが好きですか。

教育を天職に感じられるなら、最高の環境なのではないでしょうか。

あや

私はどちらも経験しましたが、1日中事務作業も意外と楽しくできています!

夏休みは1か月休める

夏休みが1ヶ月あります!

夏休みは子どもが来ないからです。

私の体験談

私の場合、7月は水泳指導や研修があり出勤していましたが、8月は1日も出勤しませんでした!

全部年休。

なのに給料はちゃんともらえます!

夏休みほどお得感を感じられる期間はないですよね…!

あや

私は夏休みとボーナスが楽しみで教師を続けていました!

給料・ボーナスが多い

教員より多くの給料をもらえる仕事はなかなかありません。

公務員である教員の給料は、「等級」「号給」によって定められます。

経験年数に応じて右肩上がりで、さらに「教職調整額」「義務教育等教員特別手当」などの手当も加算されます。

全て合わせると、経験10年では月給40万円近くもらえます。

さらに、年2回のボーナスで夏と冬にそれぞれ70万円ずつもらえるので、給料のことだけを考えると、教員を超える仕事はなかなかないですよ。

クビになる心配がない

クビになる心配がありません。

教員は公務員だからです。

普段はあまり気にしていませんが、解雇される心配がないのはかなり楽!

あや

まっとうに働いていれば突然クビになることはありませんよね。

民間企業では、業績の悪化によって突然リストラされるのはよくある話なんです。

ヤフーニュースに「2024年1‐2月 上場企業の「早期・希望退職者」募集 大型化で昨年1年間を超える3,613人」という記事がありました。

リストラとまではいかなくても早期希望退職者の募集をしている企業もたくさんあります。

2024年早期希望退職者募集企業
  • 資生堂(1500人)
  • オムロン(1000人)
  • セブン&アイ・ホールディングス(~999人)

大企業に就職したとしても、安定しているとは言えない時代になりましたね。

あや

民間企業(中・小企業)勤めの友人は、コロナショックで事実上のリストラにあいました。

クビになる心配がないのは、精神的にかなり楽です!

ノルマがない

ノルマなく仕事ができるのも、教師のメリットです。

私はノルマがある仕事がを経験したことがないのですが、

ノルマがあることによって、やる気が出る人負担になる人がいますよね。

教師は利益を求めた仕事ではないので、ノルマを気にすることなく働けるのはメリットといえるでしょう。

教師は楽すぎる!仕事が楽な場面

子どもの数が少なければ学級事務が楽

子どもの数が少なければ、教師の仕事は一気に楽になります。

1人ひとりを見てあげる仕事だからです。

あや

私は25人学級も40人も学級も担任したことがありますが、負担が全然違います!

  • 宿題チェック
  • テストの丸つけ
  • 評価
  • 成績の所見

など、学級事務全般は人数が多いほど時間がかかりますよね。

人数が多いほどトラブルが増えるのも事実です。

こればかりは運ですが、人数の少ないクラスの担任になることができれば、楽に仕事ができます!

あや

次年度の意向調書を書くとき、学年の人数を気にしてみるのもアリですよ…!

田舎の学校は保護者ものびのびで楽

田舎の学校は学習、行事、保護者対応が楽です。

子どもも保護者ものびのびしているからです。

私は東京都心や横浜の学校で仕事をしていましたが、教育実習は地元の田舎でやりました。

あや

もう、全然違います!

大都会の学校
  • 校舎が狭いのに子どもが多い
  • 研究校が多く授業提案の機会が多い
  • 受験志向、教育熱心な保護者が多い
  • モンスター傾向がある保護者が多い
田舎の学校
  • 子どもが少なく校舎を広々と使える
  • 校庭が広い
  • 研究授業が少ない
  • おおらかな保護者が多い
あや

環境をみると納得の結果ですよね。

田舎の方が学校も子どもも保護者ものびのびしているので、楽に仕事ができます。

部活の顧問をもたなくていいから楽

部活の顧問をもたなければ、だいぶ楽です!

一部の大規模校や高等学校では、部活の顧問をもたなくても学校がまわるからです。

あや

ちなみに一般的な中学校や高校でも、部活動顧問の拒否はできるんですよ!

特別支援学校は教員の人数が多いから楽

特別支援学校は、校務分掌の量が少なくて楽です。

特別支援学校は、多くの教員が配置されているからです。

例えば、運動会を運営するとき、

20人で準備するより、60人で準備した方が、1人あたりの負担は減りますよね。

あや

ただ、特別支援学校は生徒1人に対して教員が複数つく場合もありますし、命にかかわる事情をもっている生徒の対応もしなければならないので、決して楽な仕事ではありません。

分掌の量だけ考えるならば、特別支援学校の教師が1番少ないといえるでしょう。

教師は楽すぎる!楽な働き方のためにできること

楽な学校に行く努力をする

やはり、楽な学校で働くのが1番です!

学校によってだいたいの仕事量が決まるからです。

東京や首都圏の学校は、研究熱心で子どもの数も多いため、大変な傾向があります。

地方の方がのびのびしていて楽なのは間違いありありません。

可能であれば、地方の教員採用試験を受験するのがよいでしょう。

しかし、家庭の事情などで、引っ越しや地方で仕事をするのは難しい人も多いと思います。

そのような人は、首都圏の特別都市の受験を考えてみるとよいでしょう。

例えば、埼玉県では、「埼玉県教員採用試験」とは別に「行田市教員採用試験」があります。

さらに、へき地に限定した特別枠の受験も考えられます。

新潟県では、「新潟県教員採用試験」の中で、「魚沼枠」という選考枠がもうけられています。

小千谷・十日町・魚沼・南魚沼・湯沢・津南などのへき地の教員確保のための特別枠です。

あや

あなたの住んでいる自治体にも特別枠がないか調べてみるとよいでしょう。

負担を減らした働き方を考える

自分の身は自分で守る。負担を減らす工夫をしましょう。

国や自治体の働き方改革を待っても意味がないからです。

教員は残業すればするほど損になります。

一人働き方改革を実践し、少しでも残業しなくて済む環境を手に入れてください!

実際に私が実践していた「一人働き方改革」は6つあります。

あや

明日からさっそく使えるテクニックもありますよ!

残業しないあやが実践!一人働き方改革6選
  • 教材を作って何度も使えるようにしよう
  • 明日でいい仕事は明日やろう
  • 一人に負担がかかる仕事を「やります!」と言わない
  • PCを使う仕事以外は教室で済ませよう
  • 教科担任制を提案しよう
  • 児童指導事案が発生したら必ず学年主任に報告

具体的なやり方はこちらの記事で解説しています。あなたの働き方にもきっと役に立つはずです!

民間企業勤務の働き方をまねる

民間企業の働き方をまねるとよいですよ!

教員と比べて、働き方改革がかなり進んでいるからです。(一部のブラック企業を除きます)

企業には安全衛生委員会という部署があり、無理な働き方をしていないかチェックしています。

無理なく働く、働いたら残業手当をもらうという考えは一般社員にも浸透しています。

民間企業勤めの私の経験談

私の勤務先では、定期的に勉強会があります。

発表者が提案した内容について議論するというものです。

あや

発表者は提案資料の準備などを勤務時間外でおこなっており、これが負担だということで、直属の上司から安全衛生委員会に申告がありました。

結果、発表準備のために時間外勤務をした分は、時間外手当が支払われることになりました。

発表者は若手社員で、時間外勤務のことを言い出せずにいました。

上司が危機管理意識をもって若手社員を守ったことになります。

採用担当として学生と話した経験から

また、新入社員(学生)を確保するためにも、ブラックでないことをアピールする必要があります。

企業で採用事務をやっていると分かるのですが、学生も働き方をかなり気にしているんです。

ブラック環境だと学生が集まらないんです。

だから、企業は無理なく働ける環境をつくっていく必要があるのです。

では、具体的には、どの部分をまねればいいのでしょうか。

あや

公立小学校に10年勤め、現在民間企業で働いている私が気づいたポイントをお話ししますね!

学校としてできること
  • 会議資料などのペーパーレス化
  • 学年・ブロック内教科担任制
  • 授業研究会の規模縮小・回数を減ら
  • プール清掃・職員作業は外注化
  • アシスタントさんにまかせる業務を増やす
個人でできること
  • 提出物は一括管理、スプレッドシート使用

あなたが若手教員なら、まずは個人でできることをやってみてください。

主幹教諭や教務主任の人は、学校の制度を大きく変えて、みんなが働きやすい環境をつくっていってください!

まとめ

  • 公務員の安定や夏休みなどで、世間からは楽と思われている
  • 教師の仕事は楽ではない
  • 工夫次第で負担を減らし楽に仕事ができる

今回紹介した楽に仕事をする方法・1人働き方改革の内容はすぐに試せるものばかりなので、ぜひ実践してみてください!

それでも仕事を辞めたい人は、こちらの記事も読んでみてくださいね!

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この記事を書いた人

勤続10年の元小学校教員/結婚を機に退職/民間企業人事部に転職/転職サイトに登録し内定5つ獲得/会社員・副業ブロガー・Webライターの三刀流/教員の転職・副業・働き方改革について発信しています/がんばる先生を幸せにする人

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