教員でも異業種に転職できる!教員の経験を強みにできるおすすめ職種3選

あや

こんな悩みを解決できる記事になっています!

これから解説する『転職に役立つ教員のスキル』を読めば、教員の強みを活かして異業種に転職する道筋が見えてきます。

「教員を辞めたいけど異業種に転職できるかな…」というあなたの不安を解消することができますよ。

記事前半では「教員からの転職が難しいと言われる理由」を、後半では「教員から異業種に転職するときの注意点」をかなり具体的に解説します。

勤続10年の元小学校教員であり、民間企業の人事職に異業種転職した私が、自身の経験をふまえて徹底的に考察しますので、じっくり読み込んでくださいね!

教員の転職・副業応援団
目次

教員からの転職は難しい?そう言われる4つの理由

転職活動に使える時間と余裕がない

教員は活動に割ける時間が限られています。

日々の業務が多忙過ぎて、転職のことを考える暇すらないからです。

平日は早朝から夜遅くまで授業の準備や部活指導、保護者対応、さらには学校行事の準備などの業務もあります。土日も部活指導に追われますよね。

土日は休みだったとしても、

一日寝ていたら休日が終わった…

なんて教員も多いのではないでしょうか。

このため、他の仕事を探す時間はないですし、平日の昼間に行われる転職活動のイベントや面接に参加するのが難しいです。転職エージェントとの面談を調整するのも難しいです。

このような激務の中、転職活動のために時間をつくるのは本当に大変です。

あや

教員が転職活動を成功させるためには、時間管理や効率的な情報収集がポイントです!

ビジネス経験が不足している

教員はビジネス経験が不足している場合が多いです。

理由は単純で、そもそも教育が営利目的ではないためです。

教育現場では、ビジネススキルは身に付きません。

転職活動を始めても、企業の応募必須条件に「プロジェクトマネジメントの経験」や「マーケティングの知識」などと書いてある企業には、応募すらできません

教員経験のみでは条件を満たすのが難しいことは多くあります。

あや

オンラインビジネススクールに入ったり、資格取得したりしてビジネススキルを補完することも考えてみてください。

教員の年収を維持できる選択肢が少ない

教員から転職するとき、同等の年収を維持するのは、ほぼ不可能です。

教員として働いているときは気付きにくいですが、教員の給料はかなりいいからです。

特に未経験の業界であれば、初任給が低く設定されていることが多いです。

あや

私は教員を辞めてIT業界に転職しましたが、月給は10万円ほど減りました。

その10万円分を副業で補っているので特に問題はないのですが、副収入を得るのも最初は苦労すると思います。

私がやっている副業はこちらの記事からご覧ください!現役の教員にもできる副業をまとめました。

私自身、未経験から始めたので、現在知識がほとんどない人のお役に立てる記事です!

教員の年収を維持できる選択肢が少ないのは事実ですが、最初は少ない年収でも、続けていくうちにどんどん収入があがる仕事もあります。

あや

目先の年収にこだわらず、将来的なキャリアパスや昇給の見込みも考えて転職先を選ぶことが重要です。

スキルを活かした職種が分からない

教員のスキルを転職先でどのように活かせるかをイメージできない人も多いです。

ここで、みなさんに自信をもっていただきたいのですが、

数年間教員やっていたら、かなり多くのスキルが自然に身についています!

たとえば、授業計画を立てた経験や学級経営のスキルは、プロジェクトマネジメントリーダーシップに通じます。でも、このことに気づかない教員が多いです。

あや

まずは、教員を続けている自分に自信をもってください!

そして、スキルをどのように活かせるかは自分では気付けないことも多いので、私のXのDMから、ぜひ相談してくださいね!

教員は異業種に転職できる?

結論、余裕でできます。

あや

私が30代で教員から民間企業に転職できたからです。

私は32歳のときに、10年勤めた小学校教員を辞めて、民間企業の人事部に転職しました。

私の体験をもとに、教員が異業種に転職する具体的な方法と、おすすめ業種をお話しします!

教員の経験を活かせる!転職に役立つ教員のスキル

分かりやすく伝える力

教員の一番の武器は、分かりやすく伝える力です。

教員は毎日の授業で、分かりやすく教えることを意識していますよね。

数学の教員であれば、抽象的な概念を、具体例や視覚資料を使って生徒に説明する場面はよくあります。

小学校の教員であれば、一年生に教えるのって、かなり大変ですよ!言葉をかみくだいて、絵や図を使って、なんとか伝えようとしますよね。

毎日これのくりかえしですから、情報を整理し、分かりやすく伝える能力が自然と身につくんです。

転職して実際に仕事をすると分かりますが、分かりやすく伝えるスキルは、全ての仕事の基礎になっています。

自分が通したい企画をプレゼンするときにも、分かりやすい説明が欠かせません。

さらに、打ち合わせやメールのやりとりでも、分かりやすく伝えるスキルはかなり役立ちます。

伝えたいことを分かりやすく的確に伝えることで、相手の印象もかなりいいはずです。

あや

印象がいいということは、仕事の受注につながり、収入アップにつながることも!

教員の「分かりやすく伝える力」は、異業種でも活かすことができる強力なスキルです!

計画を立てる力

教員は、計画を立てる能力が高いです。

計画的に仕事をしないと、絶対に終わらない仕事をさばいているからです。

教員は、カリキュラムに基づいて年間・学期・週単位で授業計画を立て、生徒の進捗に応じて柔軟に計画を調整する必要があります。この経験から、計画を立てるスキルが自然と身につきます。

あや

計画を立てるスキルは、プロジェクトマネジメントやスケジュール管理でとても役立ちますよ!

コミュニケーション力

教員は高いコミュニケーション能力をもっています。

普段から生徒、保護者、同僚など多くの人とコミュニケーションを取っているからです。

日常的に多くの人とコミュニケーションをとることにより、異なる背景やニーズをもつ人々と効果的にコミュニケーションを取る能力が身に付きます。

あや

社内の人間関係にも活かせますし、クライアント対応でもかなり役立ちますよ!

教員の「コミュニケーション力」は、異業種でも多くの場面で役立つ貴重なスキルです。

教員からの転職におすすめの異業種3選

市役所職員

教員の転職先として、市役所職員はかなりおすすめです!

公務員であるということ安定性に加え、教員ほどのストレスはないからです。

世の中には公務員の職種はいろいろありますが、公務員の待遇などのいいとこどりが、市役所職員です。

市役所職員の仕事には、住民対応や地域のイベント企画、政策立案など多くの業務があります。

あや

教員として培った計画力やコミュニケーション能力を使って、活躍できること間違いなし!

地域のイベントを企画するときには、教員時代の行事運営の経験が役立ちます。

住民からの相談に対応するときには、保護者対応で磨かれたコミュニケーション力が活かせます。

教員の経験をもつ人は、地方公務員としても実力十分に発揮でき、地域社会に貢献できます。

そして、

教員からの転職でネックになっている「年収が下がる可能性がある」という問題も、市役所職員なら全く問題ありません!

あや

教員の頃と同じ待遇で仕事を続けられるのも、大きなメリットなのではないでしょうか。

教員から行政職に転職した友人の実体験と、行政職への転職を成功させる方法は、こちらの記事を読んでみてくださいね!

学校事務職員

学校事務職員もおすすめです。

もともと同じ職場で働いていたので、学校事務職員の仕事内容がだいたい分かっているからです。見通しをもちやすいですよね。

学校事務職員の業務には、資料作成、スケジュール管理、生徒や保護者との対応などもあります。

あや

教員としての計画力やコミュニケーション力、さらには学校運営に関する知識がめちゃくちゃ役立ちます!

さらに、教員の大変さも分かるので、教員の気持ちに寄り添った仕事ができるのもいいですよね!

あや

私も現職の頃、職場のスーパー事務さんに何度助けられたことか…

学校事務職員も公務員なので、公務員の安定性もばっちり。学校事務職員として、教員とは違う側面から学校運営に関わることも考えてみてください。

システムエンジニア

教員はシステムエンジニアとしても、やっていけると思います!

意外かも知れませんが、教員とシステムエンジニアは、必要な力が似ています。

まずはどちらも「勉強が欠かせない仕事である」ということ。

そして、「問題解決力が必要な仕事である」ということ。

システムエンジニアの仕事は、複雑なシステムの設計や開発、ユーザーサポートなどです。教員としての問題解決能力論理的思考力がめちゃくちゃ役立ちますよ!

あや

私は現在IT企業で働いていて、毎日システムエンジニアと顔を合わせるのですが、彼らの資質は教員と似ていると思うことが本当に多いんです!

最初は勉強が必要なので大変ですが、教員と同じく手に職をつけるという意味では、努力する価値はある職種です。

現在エンジニア不足が深刻なので、一度勉強してエンジニアになれば、ずっと重宝される人材になれますよ!

教員の転職を成功させる3つのコツ

転職エージェントを利用する

転職を成功させるためには、転職エージェントを利用すべきです。

やはり、プロに頼るのが一番だからです。

転職エージェントは、専門的な知識や独自の情報収集力を活かして、あなたに最適な求人情報を紹介してくれます。

履歴書や面接の対策など、転職活動全般にわたるサポートも受けられるものもあります。

あや

私も転職するときには、複数の転職サイトに登録しエージェントの支援を受けました。

転職エージェントを積極的に利用することで、教員からの異業種への転職をスムーズに進めることができますよ!

教員経験をどのように活かせるか分析する

教員経験をどのように活かして次の仕事できるか分析することが、転職成功の鍵です。

あや

教員として培ったスキルや経験は、異業種でもとても価値があります。

といっても、授業しかしたことないし…

あや

教員として数年間経験していれば、民間企業で役に立つスキルは無限ですよ!

たとえば、計画力コミュニケーション能力問題解決能力などは、多くの職種で求められるスキルです。

授業計画を立てたりクラス運営をしたりした経験は、プロジェクトマネージャーや研修トレーナーなどの職種に直接活かせます!

教員経験を最大限に活かすイメージをより具体的にもつことが、転職成功の大きなポイントです!

目指す業界のスキルを身に付ける

目指す業界のスキルを身に付けることで、転職の成功率を高められます。

転職先で即戦力になれるとアピールできるからです。

たとえば、IT業界に転職を希望するのであれば、プログラミングやデータ分析を学んでおいた方がよいです。

オンラインスクールや通信講座を受講することになりますが、安いものでも10万円くらいはかかるので、金額的にきびしいと感じる人もいるかも知れませんね。

しかし、資格があることで、書類選考や面接での評価が高まるのは確かなので、自己投資と思って入会してみるのもありだと思います。

あや

目指す業界のスキルを積極的に身につけて、異業種への転職を成功させてくださいね!

教員から異業種に転職するときの注意点

転職理由はポジティブ変換する

転職理由は絶対にポジティブなものにしてください!

ネガティブな理由だと、書類選考すら通らないからです。

採用担当者に、

採用担当

うちに入っても、ネガティブな理由をつけて辞められそう。だから採用するのやめておこう。

と思われてしまいます。

そうはいっても、教員の転職理由でネガティブを取り除くのは難しいですよね。私も教員をやっていたので、あなたの気持ちがめちゃくちゃよく分かります!

ネガティブな理由で転職を考える場合でも、ポジティブな表現に変えることで、面接官に前向きな印象を与えられます。

次の職場でのモチベーション適応力を示すために効果的ですよ!

たとえば、「教員はもううんざり」という理由で転職を考えている場合、「新しいことに挑戦したい」「スキルアップして、多くの人の役に立ちたい」という理由に変換できます。ちょっと強引すぎ?

転職理由をポジティブに変換することで、面接官に良い印象を与え、転職の成功率を高められます!

ポジティブ変換して書類選考や面接を通過する方法は、こちらの記事をご覧ください。

年収は下がる可能性が高い

教員から異業種への転職では、年収が下がる可能性が高いと覚悟してください。

実際に働いているとあまり感じないですが、世間から見て教員の給料はかなりいいからです。

教員の給与は安定しており、経験年数に応じて昇給していきます。

一方で、異業種への転職では、スタート時の年収が低く設定されることが一般的です。

特に未経験の場合は、

えっ!これだけしかもらえないの?

と思うこともあるでしょう。

たとえば、教員からIT業界に転職する場合、最初の年収は教員時代よりも低くなります。未経験者としての転職では、初任給が低く設定されますからね。

異業種への転職を考える際には、年収が一時的に下がると覚悟してください。

下がった分を補完する副収入を得る方法についても、考えておいてくださいね。

待遇が悪くなる可能性がある

教員から異業種への転職では、待遇が悪くなる可能性もあります。

教員は、福利厚生面ではかなりめぐまれています。

福利厚生が教員時代ほど充実していない企業も多いです。

あや

会社説明会などで、仕事内容だけでなく、福利厚生についても確認しておくと、転職後のミスマッチを防げますよ!

副業でスキルを身につけておく

副業をしてスキルを身につけておくことで、より好待遇の職場に出会える可能性が高まります!

どの業界も、未経験より経験者、経験者よりプロを求めているからです。

在職中から副業をしておくことで、副業で身につけた意外なスキルが転職活動に役立つことが本当に多いんです!

あや

私は副業でWebライターをしています。Webライターとして身につけた「文章力」「人の心を動かすキャッチコピー」などのスキルを、そのまま面接で話しました。

結果は採用。

こんなもんで合格できるの?とちょっと面食らったのを覚えています。

教員を数年続けていただけで、他の人と比べて一段階上のスキルをもっているのは間違いないですが、さらに副業で得たスキルまでアピールできたら、本当に最強ですよ!

あや

副業は、やった分だけ収入が増えていくので、「自分のスキルでお金が増える」ことを楽しみながら、ぜひ挑戦してみてくださいね。

教員から転職したい人におすすめの転職エージェント6選

 Education Career

Education Careerは、教育業界に特化した転職エージェントです。

教育関連の企業や教員免許を活かせる仕事の求人情報をあつかっています。

教員の転職におすすめな理由

  • 教育関連に特化した求人
  • 教育関連の職種や業界への転職をスムーズに進められる
  • 教員経験を活かせる職種や環境を紹介してもらえる

実は私も転職活動をしているときにEducation Careerを利用していました。現在はサイトを見ていないのですが、いまだにEducation Careerから仕事紹介のメールが来ます(笑)

以下の内容は、先日私のもとに届いたメールの抜粋です。会社名などは伏せますが、紹介される仕事の参考にしてくださいね。

▼新着求人

企業向け営業/学習コンテンツ
360~600万円

カスタマーサクセス
450~600万円

新卒向け人材紹介コンサルタント
500~700万円

▼学校・教育機関向け営業

​​​​​小中学校向け教育コンサルタント
500~800万円

学校向けコンサルティング営業
400~600万円

学校向けサービスの営業
300~420万円

▼教材制作・教材開発・コンテンツ編集
デジタル学習サービスの企画
500~1,000万円

教材設計
420~700万円

教材コンテンツディレクター
600~800万円

教材企画制作
500万円~

​​​​​

▼学校法人
進路指導サポート担当
372~420万円

進路アドバイザー
380~450万円

講師
360~450万円

あや

教員免許や教員としての経験を活かせるだけあって、年収も高めですよね!

ビズリーチ

ビズリーチは、ハイクラス転職に特化したエージェントで、管理職や専門職の求人が豊富です。

スカウト型の転職サービスで、企業から直接オファーを受けられます。

教員の転職におすすめな理由

  • 教員としての管理能力やリーダーシップを評価してくれる企業が多い
  • キャリアアップを目指せる
  • スキル入力で企業から直接スカウトされる
  • スキルや経験を高く評価してくれる企業が多い

リクルートエージェント

リクルートエージェントは、国内最大級の転職エージェントで、豊富な求人情報と充実したサポート体制が特徴です。

業界・職種を問わず、多くの求人をあつかっています。

教員の転職におすすめな理由

  • 豊富な求人情報と多様な選択肢がある
  • 転職活動全般にわたるサポートを受けられる
  • 初めての転職でも安心

マイナビエージェント

マイナビエージェントは、特に20代から30代の若手層に強みをもつ転職エージェントです。

IT、営業、事務職など様々な職種の求人をあつかっており、キャリアカウンセリングにも定評があります。

教員の転職におすすめな理由

  • 若手教員の異業種転職に強い
  • キャリアカウンセリングで適切な職種や業界を提案してもらえる
  • 幅広い求人情報から自分に合った職種を見つけやすい

マイナビは国内最大級の求人数が魅力の転職サイトです。電車の広告にもよく出ているので、誰もが知っている転職サイトなのではないでしょうか。

マイナビは全国各地で転職フェアも行っています。

実は私も先日、潜入してきました!別記事にてまとめますので、もう少しお待ちくださいね!

doda第二新卒エージェントneo

doda第二新卒エージェントneoは、第二新卒や20代の若手を対象にしたエージェントです。

未経験歓迎の求人も多く、初めての転職でも安心して利用できるサポート体制がありますよ。

教員の転職におすすめな理由

  • 教員としての経験が短い場合でも、マイナスになりにくい
  • 未経験歓迎の求人が多い

JACリクルートメント

JACリクルートメントは、外資系企業やグローバルな企業への転職に強みをもつエージェントです。

専門的な職種や管理職の求人が豊富です。

教員の転職におすすめな理由

  • グローバルな企業や外資系企業への転職を目指すせる
  • 英語教育や国際理解教育に携わっていた教員に特におすすめ

まとめ

  • 教員は異業種に転職できる!
  • 教員はスキルの宝箱!分析して転職でアピールしよう
  • 転職理由はポジティブにして、書類選考と面接を突破しよう

教員免許しか持っていないから異業種転職なんて無理…

なんて考えるのは本当にもったいないです!

教員のスキルは応用の可能性が無限大です。自信をもって、一歩踏み出してくださいね!

それでも不安な方、無料転職相談も受け付けております。XのDMからお気軽にお問い合わせください!

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この記事を書いた人

勤続10年の元小学校教員/結婚を機に退職/民間企業人事部に転職/転職サイトに登録し内定5つ獲得/会社員・副業ブロガー・Webライターの三刀流/教員の転職・副業・働き方改革について発信しています/がんばる先生を幸せにする人

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