こんな悩みを解決できる記事になっています!
これから解説する『教員から人事職に転職するための3ステップ』を読めば、教員の強みを活かして人事職に転職する道筋が見えてきます。
「教員を辞めたいけど人事職に転職できるかな…」というあなたの不安を解消することができますよ。
勤続10年の元小学校教員であり、民間企業の人事職に転職した私が、自身の経験をふまえて徹底的に考察しますので、じっくり読み込んでくださいね!
私は元教員で現役の人事職です。元教員が、未経験で人事職に転職した経験をもとにお話しします!
教員が人事職(異業種)に転職するのは可能なのか
教員と人事職は、必要なスキルが似ているからです。
- 教える力
- 人前で話す力
- コミュニケーション力
- 問題解決力
- 計画・実行力
これらのスキルは、人事職でも必要ですが、教員を数年やっているあなたであれば、すでにもっているスキルです!
社員との対応や採用活動、研修の企画・運営などで役立ちますよ。
また、企業の採用担当者は、異業種からの転職者に対しても柔軟な思考力や経験を求めています。
特に教職経験がある人は、社員教育や研修で強みを発揮することが期待されるため、選考も通りやすいと思います。
教員としての専門的なスキルが直接的に活かせない部分があるため、勉強は欠かせません。
労務管理や給与計算などの人事特有の業務知識を学ぶ必要があります。
しかし、これらのスキルは転職後に仕事をしながら学べるため、意欲と努力次第で人事職としてのキャリア形成が十分可能ですよ!
人事職の仕事内容
人事職の仕事内容は種類が多いです。
企業の人材に関わる全般的な業務を担当します。
主な業務内容としては、以下のようなものがあります。
- 採用活動
- 労務管理
- 社員教育
- 評価
- 社員対応
なんとなく、教員経験を活かせそうだと思いませんか?詳しい仕事内容を説明しますね。
採用活動
企業に適した人材を確保するために、採用計画を立て、選考を行う仕事です。
- 新卒採用活動
- 中途採用活動
- 活用計画作成・実施
- 求人広告の作成
- 応募者との調整
- 面接
- 選考フローの管理
労務管理
労働に関する様々な法律にもとづき、社員が適切な環境で働けるように管理する仕事です。
- 社員の入社・退社手続き
- 給与計算
- 社会保険手続き
- 勤怠管理
- 労働時間の管理
社員教育・研修
社員の能力向上を目的とした研修を企画し実施する仕事です。研修の内容は外部講師にまかせることもあります。
- 新入社員研修
- スキルアップ研修
- リーダーシップ研修
- マネジメント研修
評価・報酬管理
公正な評価を行い、社員のモチベーションを保つ仕事です。
- 社員の業績評価
- 昇進・昇給の管理
- 報酬制度の設計・運用
社員対応
社員が働きやすい職場環境を整える仕事です。
- 社員の相談対応
- 社員のメンタルヘルスケア
- 社内の人間関係の調整
もちろん、業務内容や関連する法律について勉強する必要はありますが、教員として身につけた企画力や教える力は、人事職でも活かせそうですよね!
具体的に、教員からの転職に人事職がおすすめな理由を紹介していきます!
教員からの転職で人事職がおすすめな理由
教員としての経験を流用できる
教員としての経験は、人事職で高く評価されます。
人事職の仕事の一つである社員教育や研修を例に考えてみてください。
授業計画を立てたり、生徒の理解度に応じた指導方法を工夫したりした経験が、社員研修プログラムの設計や運営に役立ちます。
また、採用面接では、応募者の適性を見抜く力が必要ですが、教員であるあなたは、もうもってますよね!
会社の成長に貢献できる人材かどうか見極めるための、大きな力になりますよ!
教員としての経験は、人事職において評価される貴重なスキルです。
自分の強みとして積極的にアピールしましょう。
未経験でも始められる
教員からの転職でも、スキルゼロから人事職に挑戦できます。
人事職では、コミュニケーション力や対人スキルなど、教員として培った基礎的な能力がめちゃくちゃ役立ちます!
また、
私も教員から人事職に転職したとき、専門知識がない状態からスタートしましたが、業務を通じて必要なスキルを身につけました。
たとえば、採用活動や給与計算の方法は、仕事をしながら学びました。現在では、一人で仕事をまわせるようになっています。
スキルゼロでも、教員としての強みを活かしながら人事職で成長できるので、未経験であることを恐れずに挑戦してください。
人事職への転職で必要なスキル
指導力
教員の指導力は、人事職として活躍できる大きな武器となります。
社員研修は人事職が中心となり計画、実施をするからです。
授業計画の作成や、生徒の理解度に応じた指導法を応用すれば、社員研修にそのまま活かせます。
研修を行うのは、お手のものですよね!
教員は毎日授業をしているので、誰かに何かを教えることや、人前で話すことに抵抗はないと思います。
教員の指導力は、社員の成長を支援するため、めちゃくちゃ役立つスキルですよ!
適性を見抜く力
採用活動では、応募者の適性を見抜く力が必要です。
採用面接では、応募者の長所や短所を一瞬で見極めなければならないからです。
教員が生徒の特性を見極めて最適な指導を行うことと似ていると思いませんか。
たとえば、生徒の人間関係や特性を考えながらグループ編成をしたりするのと同じです。
教員は教えるプロであると同時に、人を見るプロでもあります。
この強みを、転職で活かさないのはもったいないです!
人事職であれば、人を見る力を活かして活躍できるはずです!
コミュニケーション能力
教員のコミュニケーション能力も重要です。
- 部内の社員
- 応募者
- 就活サイトの担当者
- 代理店の担当者
- 大学の就職担当者
など、多くの人とコミュニケーションをとる必要があります。
さらに、労務管理では、社員とのトラブルや労働条件に関する交渉が発生するため、効果的なコミュニケーションが必要です。
児童指導や保護者対応をして問題解決をしたスキルを活かせます。
教員のコミュニケーション力があれば、人事職としても重宝される人材になれますよ!
教員から人事職に転職するメリット
コミュニケーション力を活かせる
教員として培ったコミュニケーション力は、人事職でも活かせるスキルです。
人事職は、さまざまな方面の人と調整や打ち合わせが必要な職種だからです。
人事職は、社員との面談や採用面接、社内の調整などコミュニケーションを求められます。
教員であれば、生徒や保護者、同僚、地域の人まで、さまざまな人とコミュニケーションをとってきたはずです。
仕事のやり方や価値観が違う人ともコミュニケーションをとってきた経験は、人事職になっても、職場の運営をスムーズに行う支えになりますよ。
あなたはすでに、人事職で活躍できる強力な武器を持っています。自信をもってください!
未経験でも成長できる
未経験でも人事職に挑戦し、成長できます。
人事の専門知識は働きながら習得できるからです。
未経験でも成長できる職種なんですよ!
だと思っています。
私の経験
私は元教員で、現在は人事職として働いていますが、この仕事は専門知識がない状態からスタートしました。
中途入社向けの研修はなかったので、席が隣の人に教えてもらいながら少しずつ仕事を覚えていきました。
学校と同じで、採用活動には一年間の流れがあるので、一年間やってみないと分からない部分はありますが、
私の場合、4ヶ月ほどで新卒採用と中途採用の仕事はマスターできました。
労務関係の仕事は、やはり覚えるまで1年はかかると思います。
逆に言えば、1年続けられれば人事のスキルを習得できるんですよ!
スキルゼロでも、教員としての強みを活かしながら人事職で成長できるので、未経験であることを恐れずに挑戦して欲しいです!
教員から人事職に転職するデメリット
異業種転職への適応に時間がかかる
新しい職場環境や業務に適応するのが難しいと感じることがあります。
教育現場と企業の文化が違うからです。
企業独自のルールやビジネスマナーなど、初めての経験が多く、慣れるまでに時間がかかるかも知れません。
恥ずかしながら、私は名刺交換の仕方やお茶の出し方さえ知りませんでした。
数字として成果を求められるビジネス環境にも、最初は違和感を感じるかも知れません。
教員時代には経験しないことですからね。
適応に時間がかかる可能性はありますが、3ヶ月もすれば慣れます。
事前に少しでも調べて心の準備をしておくなど、カルチャーショック対策をしておいてくださいね!
専門知識の習得が必要
人事職では、新たな専門知識やスキルの習得のため、勉強しなければなりません。
幅広い業務を行う必要があるからです。
人事職には、採用活動や給与計算、労務管理、社員研修など、業務の種類が多いです。
それぞれの業務に対して専門的な知識やスキルが求められるため、
法律に基づいた労務管理や、給与計算の知識、採用トレンドの情報収集など、教員時代には必要なかった知識を習得しなければなりません。
学びながら業務をこなしていくため、最初は業務量の多さや学習の負担に戸惑うでしょう。
これは私の考えです
人事や労務の知識はどの会社でも共通なので、一度習得すればどの会社にいっても使える人材としてみなされます。
つまり、
と言うことです。
このように、積み重ねでもっと上にいけるスキルなので、勉強しておいて損はないですよ!
教員から人事職に転職するための3ステップ
自己分析
転職を成功させるためには、自己分析が欠かせません。
自分の強みやスキル、転職の目的を明確にした方が、あなたの希望に合った転職ができるからです。
教員としての経験を振り返り、どのスキルが人事職で活かせるか考えると、転職後のキャリアビジョンが明確になります。
この記事で紹介した
- 指導力
- 適性を見抜く力
- コミュニケーション力
のスキルがあるのなら、人事職への転職をおすすめします!
しかし、ちょっと自信がない場合でも、必ずあなたに合った職種が見つかるはずです!
適職診断を試してみるのもよいかも知れません。
適職診断とは、簡単な質問に直感で答えるだけでAIが性格診断をしてくれて、その人にあった仕事を紹介してくれるサービスです。
私の診断結果
CAREER INDEXの適職診断を受けてみました!
会員登録も必要ないし無料で使えるので、ぜひやってみてください!
他にも、マイナビ転職、リクナビNEXT、求人ボックスなどでも登録不要・無料で適職診断を受けられます。(リンクから適職診断のページにダイレクトでとべます!)
転職に向けた情報収集をすることで、新しい自分の可能性を発見できるかも知れませんよ!
自己分析をすることで、より自信をもって人事職への転職活動を進められます。
転職活動を成功させるための準備
転職活動を成功させるためには、しっかりとした準備が不可欠です。
事前準備が、転職活動の成功率を高めるからです。
- 転職先の企業や業界のリサーチ
- 面接対策
- 履歴書や職務経歴書の作成
などをしっかり行いましょう。
人事職に必要なスキルを事前に学び(この記事をもう一度読み直してくださいね!)教員経験とどのように関連付けるかを考えることで、面接での自己アピールが効果的にできるでしょう。
準備をしっかり行い、転職活動をスムーズに進めてくださいね!
書類対策や面接対策は、こちらの記事で詳しく説明しています!
教員経験をアピールする
教員経験を効果的にアピールすることが、転職成功の鍵です。
教員としての経験やスキルは、人事職において強みとなるからです。
たとえば、学級経営の経験を、社員教育にどのように応用できるかを具体的に説明すると、企業に自分の価値を伝えられますよ!
自分の教員経験をしっかりとアピールすることで、採用担当者によい印象を与えられるでしょう。。
教員から人事職に転職した筆者の成功体験談
教員退職から人事職になるまで
私は教員として10年勤めた後、結婚を機に退職しました。
1年間は専業主婦をしていましたが、
家族以外の人とも対面で関わりたいし
ずっと家にいたらすぐお菓子に手が伸びて…
ちょっと太りました。
そして、外に働きに出ようと決意したのですが、人事職を選んだのは、本当に、たまたまです。
dodaのおすすめでたまたま見つけたのが人事職でした。
当時は手に職をつけようと思って、SEへの転身を考えていました。
未経験でも社内研修を受ければSEになれるとアピールしている会社はたくさんあったので、気になる企業に応募してみました。
驚くことに、結構受かったんです(4社受かりました)。
ですが、よく話を聞くと、
日中は企業の事務作業や電話対応をして、勤務時間外でSEの勉強をしなければならない企業がほとんどでした。
それは嫌だったので、職種を変えるしかないと思って、転職活動は振り出しに戻りました。
転職サイトに登録したことのある人なら分かると思いますが、教員が転職サイトでおすすめされるのは、営業職が多いです。
でも、営業職は暑い中歩き回って仕事をとるイメージがあったので、自分の理想とは違う気がしたんです。
そんな中、未経験歓迎の採用担当募集という言葉を目にしました。
採用は未経験でもできるんだ!人事職にしぼって求人票を見てみよう!
となったのです。
SE転職で疲れていたので、人事職採用は、1つの企業しか応募しませんでした。
その企業とご縁があり、現在も働いています。
人事職でのやりがい
人を育てることと、みんなが幸せに働く環境を作れることにやりがいを感じます。
人事職は、会社の成長に直接関われる職種です。
私が一番好きな仕事は、新卒の採用面接のための調整と、面接です。
学生さんと話すのは楽しいですしね。
面接官に対して一生懸命応えている学生さんの姿を見ると、思わず応援したくなるのは、私もやっぱり元教員なのだなと思います。
教員からの転職を考えている人へのメッセージ
教員からの転職を考えているなら、未経験職種にも挑戦してみて欲しいです。
教員の経験は、他の業界でも十分に通用します。
特に人事職では、教員の経験が強力な武器になります。
私は教員から人事職に転職し、企業の人材育成に大きく貢献している自信があります!
教員免許しかないから…
と、一歩を踏み出さないのはもったいないです!
免許や資格がなくても、活躍してる人はたくさんいます!
未経験でも挑戦できる職種はたくさんありますよ。
転職は不安なものですが、教員としての経験を信じて、新たなキャリアに挑戦してみてください。
教員からの異業種転職は、人事職だけではありません。
こちらの記事も読んでみてくださいね。
まとめ
- 教員の仕事がつらかったら転職してもいい
- 教員でも異業種転職はできる
- 教員からの転職に人事職は最適
教員のキャリアに関する相談はお問い合わせフォームかXのDMからどうぞ!